|
1946年 北海道 弟子屈(てしかが)町出身。
摩周湖、屈斜路湖、硫黄山など森と湖に囲まれて少年時代を送る。
弟子屈高校の先輩である横綱大鵬が、16度目の優勝の年に高校を卒業、上京し20歳でイラスト
レーター「もん あみ」のペンネームで独立。キャラクターグッズの創作を中心にファンシーグッズ
作者の露払いとして活躍。
1980年、北京の栄宝斎の木版画工房見学で啓示を受け、明治以来80年間途絶していた浮世絵
師として立つ決意をする。江戸時代の先人の作品から浮世絵(錦絵)の型を独学、勝川春章・春英
らの勝川派の流れを踏襲し伝統的浮世絵を継承する絵師になるべく修行。
1985年の両国国技館落成時に(財)日本相撲協会の認可を得、絵師(木下大門)と、文化庁指定
重要民族文化財選定技術者である彫師,摺師を、版元である京都版画院がまとめるという江戸時代
とまったく同じ手法で大相撲錦絵が復興された。
国技館本場所中は数十点にのぼる木版画が館内エントランス横の特設売店にて販売されている。
錦絵は協会からチャールズ皇太子・ダイアナ妃観戦記念や、アメリカ場所では当時のシュルツ国務
長官に、パリ場所ではシラク市長(当時)になど多くの外国要人に寄贈されている。
錦絵以外の活動としては、毎場所新しく制作する全幕内力士の絵番付やミニのぼり、錦絵扇子、
うちわ、バスタオル、若い頃に瀬戸で学んだ粘土原型技術を活かしての力士人形など多くの相撲
みやげグッズ(当ホームページ参照)制作を担当している。
|
|